文校ブログ

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◆あさって・21日(日)春期/修了集会――修了生67名 ◆10月5日(日)秋期/入学開講式――○朝井まかてさん(文校出身の直木賞作家)の講義○第27回小野十三郎賞<詩集部門・詩評論書部門>の授与

◆3月(秋期)と9月(春期)、年に2度おこなってきている修了集会。
コロナ下のときは開催を見合わせていた修了集会を、9月21日(日)14時からおこないます。
【20年3月からコロナを考慮して3年半計7回見送り。23年9月はその7月に急逝された佐々木鈴・事務局員を“偲ぶ会”の前段に開催。24年3月は“文校創立70周年記念祭”と重なったため見送り。24年9月は修了生7名・在校生1名、25年3月は修了生11名・在校生2名・葉山代表理事・谷口夜間部チューター、と少人数でも挙行】
※ちなみに、コロナ前の19年9月の修了集会は修了生73名中11名出席、18年9月16日のときは修了生61名中20名の出席でした。

25年春期の修了生は、本科・専科・研究科あわせて67名。<修了生名簿>は、「文校ニュース」9月6日号の2面に載っています。
修了集会は、○修了証書授与 ○昼・夜間部提出作品講評 ○修了生一言メッセージ ○交流会〈酒食入り〉、と続きます。

事務局は、事前に酒類を準備し、お寿司などのあては当日、空堀商店街の脇にある≪ライフ≫へ買い出しに行きます。
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◆25年春期の入学開講式は、10月5日(日)14時からです。その入学式には、直木賞作家・朝井まかてさんも駆けつけられ、新入生を励まされます《20分》。その模様は、Zoomから視聴できます。
また、今まで朝日新聞社のビル内でおこなっていた小野十三郎賞(大阪文学協会主催・朝日新聞社共催)の授与式を、今年度(第27回)から入学開講式の中でおこなうことになりました《20分》。

そのあと入学開講式は、○出席チューターあいさつ ○学生委員会アピール ○新入生紹介 ○酒食入りの交流会(新入生全員“一言抱負”)、と続きます。

昼・夜間部のクラスゼミは、入学開講式の週から一斉にスタートします。通教部の秋期第1回の作品締切は、10月11日(土)です。

(小原)

この5日間に4名の入学申込あり! 今秋期の新入生は、昼間部・夜間部・通教部あわせて計22名に!

★4名の方を紹介します。

【 】内は、入学申込書の中の「入学のきっかけ・書きたいテーマなど」欄からの引き写しです。“ ”内は、影響を受けた作品・作家・詩人名、です。≪ ≫内は、文校の学生募集を何で知りましたか、という問いかけへの答えです。

◆愛知県岡崎市の女性/40歳◆⇒通教部・小説C
【歴史小説(古代、鎌倉、戦国) ホラー小説 怪奇モノ】
“司馬遼太郎 山田風太郎 永井路子 中島敦 坂口安吾”
≪木下昌輝先生の出身校と聞いて興味を持ちⅩ等で調べました。≫

◆堺市の女性/75歳◆⇒昼間部・エッセイ/ノンフィクションC
【きっかけは、今年の春から通い始めた手話教室で先日「なりたい職業を手話で答えて下さい」と質問されました。私は今も在宅看護師として働いており、これ以上なりたい職業は思い浮かばなかったので答えに窮していました。ところがとっさに「作家」と手話で答えていました。周りの反応は「ハァーッ」でした。それ以上に私自身が「ウソ!」と自分の答えを疑いました。
でもそれからズッと作家は大袈裟ですが、文章を書くのは好きなので、なんとなく文学の2文字が頭から離れませんでした。そんな時、新聞の記事を読み「そうだ文学学校に行こう」とひらめいたのです。
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ヘナヘナヨロヨロ、よたりながらの登山のことと、山あり谷ありの人生を記憶の彼方から引っ張り出して書いてみることにした。
このたび大阪文学学校にひょんなことから、しかも53年ぶりに再入学することを決めた。どんな講義を聴けるのか、どんな人たちとの出会いがあるのか、またその先にどんなエッセイが書けるのか未知の自分が楽しみだ。】
“宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 向田邦子『父の詫び状』”
≪2025年9月11日 朝日新聞夕刊≫

◆神奈川県秦野市の女性/69歳◆⇒通教部・小説C
【OBです。2023年3月専科終了。再入学希望します。
ひとりでは、なかなか書き続けられないのが分かったので。】
“林芙美子 小川洋子”

◆大阪府寝屋川市の男性/53歳◆⇒昼間部・小説C
【今年の5月、運あって大阪に転居できた縁もあり】
“大江健三郎、ジェイムズ・ジョイス、(ゴダール)”
≪たまたまインターネットで検索してみて≫

(小原)

【9/14(日)】通教部スクーリング。文校教室などでの対面合評に、全国から通教部生61名(うちプレ・スクのみ3名)、通教部チューター12名(うち代行1名)、一般見学2名■Zoom参加は通教部生14名

◆9月14日(日)、通教部25年春期第2回スクーリングがありました。12時30分から文校教室でまず、小原(文校事務局長)の歓迎あいさつがあり、その後の【全体スピーチ(12:35~13:15)】では、冨上芳秀さん(77歳)・音谷健郎さん(81歳)それぞれの≪文校チューターを退任するにあたって≫の含蓄のあるお話がありました。冨上クラス出身の修了生も3名駆けつけられました。お二人とも、これで文校とすっかり縁が切れるわけではありません。
教室にチューター陣も含めておよそ60名出席、Zoom視聴は北海道、千葉、東京、福井、福岡などから8名。


【写真①/歓迎あいさつをする小原(文校事務局長)】


【写真②/チューター歴・45年(途中何度か休止)を振り返る冨上芳秀さん】


【写真③/チューター歴・連続20年を振り返る音谷健郎さん】

◆専科・研究科の担当チューター6名による簡単な自己紹介のあと、13時30分から、9会場に分かれてクラスごとに『樹林』8・9月合併号(通教部作品集)の合評会がおこなわれました。


【写真④/第2・3教室における美月・塚田<合同>クラスの合評会風景】
両チューターにくわえ、大阪、奈良②、福井、静岡、神奈川、千葉、宮城から8名が教室出席、栃木1名がZoom出席。ほかに、闘病のために9月末でチューターを退任する美月麻希さんの代わりを務めることになっている西田恵理子さんと、愛知県岡崎市から見学に来られたOさん。Oさんは帰りがけ、手書きの「通教部・入学申込書」を事務局に持って来られました。今秋期19人目の新入生に。

◆17時からは文校教室で、通教部チューター10名、須藤チューターの代役を務めた谷口俊哉・夜間部チューター、通教部生40名ほどが参加して酒食付きの“交流会”。
岡山の西田恵理子さん、10月から音谷さんの後任となる横浜の朝日新聞記者・木元健二さん、同じく冨上さんの後任となる伊勢市の林美佐子さんも、『樹林』通教号の合評会に引き続き“交流会”にも参加されました。お三方とも、かつて文校の学生だった時期があります。
音谷クラスの小池Qさん(13年4月入学の文校13年生/姫路市から福岡市に引っ越しても文校を続ける)に乾杯の音頭を取ってもらいました。


【写真⑤/右端の、起立して紙コップを突き上げているのが小池Qさん】

“交流会”が一段と盛り上がったころに、スクーリング初参加の仙台市の女性をトップバッターに、沖縄、宮崎、福岡、岡山、徳島、三重、静岡、千葉、福島、新潟など遠方からの参加者を中心に、マイクをにぎって挨拶していただきました。
また、9月末でチューターを退任される三氏(音谷・冨上・美月)へ、事務局で準備した“感謝の花束”贈呈がおこなわれました。

【写真⑥/花束が西田・新チューターから美月さんへ手渡される】

流れ解散にしました。最後に、机の上を片付けてくれた人たちが引き上げたのは、19時頃でした。

(小原)

大阪文学学校へ入学を希望されている方を対象とした一日体験入学(オープンキャンパス)が始まりました。1日目の昨日(16日)の来校者は少ないでしたが、文校名物の“作品合評会”は熱がこもりました。明日(18日)も昼・夜に 実施します。


【佐伯敏光チューターが担当した体験入学<昼の部>に3名参加。静岡県沼津市から男性も】


【高田文月チューターが担当した体験入学<夜の部>には1名だけ。在校生5名も応援に】

◆無料の体験入学(オープンキャンパス)では、大阪文学学校のシステムやカリキュラムなどの説明のあと、現在校生の作品を読んでもらって、参加者みなで合評会をおこないます。気軽に感想、意見を述べていただければ・・・・・・。
短時間の参加でもOKです。
また、今回は入学を見合わせ、次の機会にと考えている方も歓迎します。もちろん、既に入学手続きを終えた方も来てください。
できれば、事前予約がほしいですが、飛び込み参加でもOKです。

◆一日体験入学はきのう1回目を終えましたが、これから日を置きつつ、計5日間・昼夜別に7コマ催します。
①9月16日《済みました》、②18日(木)昼・夜とも《詩・エッセイ》、③20日(土)昼は《小説》、④24日(水)昼は《エッセイ・ノンフィクション》、⑤26日(金)は昼・夜とも《小説》、⑥30日(火)昼は《小説》。いずれの日も【昼】午後2時~4時、【夜】午後6時30分~8時30分の2回。ただし、9/20、9/24は【昼】のみ、9/30は【夜】のみ。
詳しくは、9月9日の文校ブログを参照してください。

◆2日目の体験入学は、明日・18日(木)午後2時からと午後6時30分からですが、教室3名、Zoom1名(徳島県から)の予約があります。

大阪文学学校在校生が続々、文学賞に入賞!◎武市亜由美さん(通教部)が氷室冴子青春文学賞の準大賞◎中村佳子さん(昼間部)が人生十人十色大賞の短編部門で入選◎佐伯厚子さん(通教部)が文芸思潮・エッセイ賞で奨励賞

◎大阪府の武市亜由美さんは最初、2014年10月に文校通教部入学で休学・退校・再入学を経て現在、通教部研究科・石村Cに在籍。第6回氷室冴子青春文学賞の準大賞を受賞した小説は、「甘栗は組長の特権」(66枚)。賞金10万円。なお、568編応募のあった今回は、“大賞なし”だったので、武市作品が実質第1席。審査委員は久美沙織・澤田瞳子・町田そのこの三氏。
受賞作「甘栗は組長の特権」全文と審査委員講評は、次のサイトで読むことができます。
https://estar.jp/official_contests/159802

◎兵庫県の中村佳子さんは、2023年10月に文校昼間部に入学で、佐伯Cを経て10月からは伊藤Cに進級します。第8回人生十人十色大賞<文芸社主催/毎日新聞社後援>の短編部門で入選した作品「最後のデュエット」(7枚)は、佐伯Cの合評会にかけています。応募1133編の中から入選した30編は、合同作品集として文芸社から26年春に出版されることになっているそうです。

◎大阪府の佐伯厚子さんは、2016年4月文校昼間部入学で20年4月からは通教部に移り現在、研究科・飯田Cに在籍。文校10年生になりますが、一度も休学していません。応募が196編あった第20回「文芸思潮」エッセイ賞で奨励賞に選ばれた作品は「樟脳の香り」。奨励賞は、最優秀賞、優秀賞に次ぐもの。選考結果は、「文芸思潮」第97号(9月末発売予定)で発表されるとのことです。
佐伯厚子さんは、23年1月に第18回木山捷平短編小説賞を受賞しています。222編応募の中の1等賞で、賞金50万円でした。受賞作「遠い入道雲」(42枚)は、22年春期の通教部提出作(30枚)を書き直して膨らましたもの。

(小原)