【8/23<土>】馳平啓樹さんの公開<昼・小説(エッセイ)入門講座>に58名(うちZoom11名)参加。作品提出44名中40名(うちZoom5名)出席★講座後の“交流会”に27名。ビール中瓶14本・ワイン3本・缶チューハイ9本を空ける!
一昨日(8/23<土>)、正午(12時)に開始された春期・14回目(残り2回)の大西クラスと津木林クラスのゼミ(作品合評会)が終わったあと、午後3時すぎから6時頃まで、馳平啓樹さん(文校修了生で第113回文學界新人賞受賞)の担当する春期3回目の昼・小説(エッセイ)入門講座がありました。
参加者は相変わらず多く、2回目より8名増え、Zoom視聴をふくめて58名。教室には、在校生38名(山口県宇部市、岡山市、三重県熊野市、福井県坂井市、愛知県清須市、東京都新宿区からも)、修了生3名、一般6名(東京都世田谷区からも)。Zoomでは、福岡・香川・東京②・千葉・北海道などから在校生9名、岡山と東京から一般2名。
事前の課題作品(1000字で「いつか叶えたいのにまだ叶わない大切な夢をエッセイで明るく楽しく語る。又は小説で主人公に語らせる」)の提出は44名からありましたが、4名が欠席。
23年春期から始まった馳平さんの講座では、教室参加にくわえ、Zoom配信をおこなっています。持参してきたパソコンを操作しながら、馳平さんはパワーポイントを使って11頁だての自作の教材をスクリーンに写し出しつつ、1時間20分ほど講義をされました。途中で質問タイムを入れながら。
休憩をはさんだ後、1時間30分ほどかけて、提出44編の中から馳平さんが選びだした作品13編のそれぞれの作者が、マイクあるいはZoom越しに自作朗読をおこないました。馳平さんは、それらの作品に対して優れている点を指摘しました。
なお、馳平さんは提出44編すべてに対し個々に600字前後の寸評・改善点を書かれたA4紙を持参されました。それを、講義の前に各人に作品とともに渡されました。――作品を提出されていたZoom参加者には後日、文校事務局から郵送します。
・・・・・・・・・・・・・・・
長机の配置をレイアウトしなおして、講座終了後ただちに“交流会”に移りました。
机の上には、講座の始まる前に、間瀬さん<夜・平野c>、こるりさん<通教部休学中>、久野さん<昼・大西c>、小伊里さん<同>が、空堀商店街の脇にある《ライフ》で買い出ししてあった酒のアテとワイン・缶チューハイなどが並べられました。事務局内の冷蔵庫とクーラーボックスで冷やしてあったビール瓶も出しました。
今回は急きょ設定した“交流会”でしたが、それでも27名の参加がありました。その場であつめた1,000円会費で、大盛り上がりになりました。
交流会の最中、馳平さんは各テーブルを回られ、ほぼ全員と話されていました。午後8時30分にお開きにし、残ったものたちで教室の片づけと掃除をしました。床にちらばった菓子クズをを黙々とほうきで掃いていたのは、森田さん<昼・津木林c休学中>と新井さん<昼・佐伯c>。
・・・・・・・・・・・・・・・
◆来期(25年秋期)の一般公開“昼・小説(エッセイ)入門講座”が開催される日時は、①11月15日、②1月31日、③3月14日、いずれも土曜日の午後3時からです。課題作品の提出は、それぞれの講座日の22日前が締切で、郵送か持参で文校事務局まで。【1回目】の作品提出は、講座受講1年未満の方(在校生・修了生・一般とも)に限定します。【2回目】【3回目】には制限は設けず、すべての在校生・修了生・一般が作品を提出できます。
(小原)
【今朝(8/23)の朝日新聞“読書”欄】中西智佐乃さん(文校修了生)の三島由紀夫賞受賞作『橘の家』の書評が載っています。
■中西智佐乃さんは、2008年10月から18年3月までの間、休学期間をはさみながら大阪文学学校の夜間部あるいは昼間部に実質5年間在籍されています。19年に、応募総数1972編の中から、小説「尾を喰う蛇」(230枚)で第51回新潮新人賞を受賞しています。
その「尾を喰う蛇」と表題作の2編を収めた『狭間の者たちへ』(新潮社)を2023年6月に刊行。2冊目は、25年4月刊の『長くなった夜を、』(集英社)。
『橘(たちばな)の家』(新潮社/1,900円+税)は、中西さん自身にとって3冊めの単行本になります。
「橘の家」(250枚)は、もともとは文芸誌『新潮』25年3月号で発表され、その時に第38回三島由紀夫賞の候補になり、5/16選考会で三島賞受賞作に選ばれています。
■中西智佐乃さんと「橘の家」については、次の日付の“大阪文学学校ブログ”および“Ⅹ”で取り上げています。
◎25年6月27日
◎25年5月16日
◎25年4月24日
(小原)
●《25年秋期・9人目の新入生》●夏木志朋さん(文校修了生)のインタビュー記事をみた、大阪市の23歳男性が夜間部・本科小説クラス<火曜>へ。“25歳以下への奨学制度”が適用され、年間学費は通常より2万9千円割引。
23歳男性からオンラインで「入学申込書」がとどきました。
これまでメールや電話による問い合わせがまったくなかった方でした。おそらく、文校のホームページをみて、入学を決断していただいたのでしょう。
その男性の「入学申込書」の記載内容を、次に紹介します。
●《入学のきっかけ》
【自分が面白い小説を書くためには大阪文学学校で学び、小説や文章の基礎、他者の視点や意見を取り入れることが鍵になりそうと思ったから。】
●《書きたいテーマ》
【良質な現実逃避】
●《影響を受けた作品》
【『三日間の幸福』、『コンビニ人間』】
●《文校(募集)を何で知りましたか》
【「好書好日」/作家さん(夏木志朋)のインタビューで】
(小原)
【『オール讀物』9・10月号の“直木三十五賞選評”を読んで】――夏木志朋さん<文校修了生>の『Nの逸脱』は最終段階の2作に残っていた・・・。実に惜しかった。まだ36歳の夏木さんのこれからに期待すること大!
今日発売された『オール讀物』(発行;文藝春秋)9・10月号の“激論4時間!直木三十五賞選評”の全20頁を読みました。今173回の直木賞は、芥川賞ともども「該当作なし」ということで、大きな話題になりました。
以下に、全20頁から、直木賞選考委員9名のうち、夏木志朋さん<なつき・しほ/大阪文学学校に2016年4月から1年間在籍>の『Nの逸脱』(ポプラ社)に高評価をつけている6名の方々の、『Nの逸脱』に関わる部分の選評を抜粋させていただきました。
★『オール讀物』9・10月号の巻頭グラビアには、今回の直木賞にノミネートされていた夏木さんら作家6名が登場しています。題して「素顔と現在地」。
★夏木さんの『Nの逸脱』には、短編二つ(「場違いな客」、「スタンドプレイ」)と中編一つ(「占い師B」)が収めれれています。
『オール讀物』9・10月号には、“「独創的で自在な視線」選考会を沸かせた一編”として「スタンドプレイ」が全文掲載されています。
■『オール讀物』9・10月号には、朝井まかてさん<文校修了生/第150回直木賞受賞>の短編時代小説「くらぶ者なき」が載っています。朝井さんには、毎期の入学式[今秋は10/5]に臨席いただき、新入生を激励していただいています。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
【第173回直木賞や夏木志朋さんについては、次のブログで詳しく触れてあります。】
◎2025年7月24日・大阪文学学校ブログ
◎2025年7月16日・大阪文学学校ブログ
◎2025年7月9日・大阪文学学校ブログ
◎2025年6月12日・大阪文学学校ブログ
◎2025年5月13日・大阪文学学校ブログ
(小原)
公開講座/昼・小説(エッセイ)入門講座(第3回)のZoom配信のご案内
公開講座/昼・小説(エッセイ)入門講座のZoom配信を視聴するためのZoomのURLは、以下のとおりです。
※事前にZoom受講料をお支払いいただいた方のみ、視聴可能です。
8月23日(土)15:00~17:00
25年春期《公開講座》昼・小説(エッセイ)入門講座(第3回)
Zoomミーティングに参加する(ミーティング ID: 839 0835 7804 )
https://us02web.zoom.us/j/83908357804
上記リンクをクリックしたあと、メールでお知らせ済みのパスコードを入力すると、視聴することができます。
なお、講座資料のPDFファイルは、下記リンクからダウンロードできます。
テキスト「すきま風の吹く文章を書く」25年版.pdf
閲覧パスワードは、Zoom視聴用のパスコードと同じです。
開始10分前から入室可能です。
Zoomのビデオレイアウト(画面表示)は「スピーカービュー(アクティブスピーカー)」でご覧ください。
当日の注意事項として以下の2点、ご協力をおねがいします。
1)講師から特に指示がない場合、視聴中はマイクをオフ(ミュート)にしておいてください。
2)視聴時の表示名は、文校に登録されているお名前、または視聴申込みの際のお名前にしておいてください。