一昨日(18日/日曜)の新入生歓迎・文学散歩《郡山城址⇒薬師寺⇒唐招提寺》に34名の参加。そのうち新入生7名、遠来組は福井、愛知(2名)、三重県熊野、香川から。夜の懇親会(2次会)には29名◆5/26夜は第3回学生委員会

【郡山城址内にある小野十三郎・文校初代校長の詩碑前で記念写真】

【薬師寺内の一室において文校関係者のみで、薬師寺僧侶の法話を聴く。笑わすのがうまく、いろいろと口誦させられた】

【唐招提寺での記念写真・・・小原は途中で携帯を落とし探し回っていて、写っていない】
◆一昨日(18日)、学生委員会主催で“新入生歓迎・25年春期文学散歩【
初夏の奈良へ!】”がおこなわれました。年に2度企画している文学散歩――今春のそれには34名の参加がありました。そのうち、チューター陣4名(津木林・高田・名倉・谷<懇親会のみ>の各氏)に、事務局・小原の参加もありました。
当日は午後1時、近鉄郡山駅の近くに集合し、近鉄電車を利用しながら、急ぎ足で郡山城址⇒薬師寺⇒唐招提寺をめぐりました。詳細については、『学生新聞コスモス』が特集する予定。
午後5時過ぎからは、近鉄・大和西大寺駅近くの居酒屋“杉玉”において、29名で懇親会をもちました。ここでは、春の新入生の参加は5名。
◎文学散歩の参加者は、半年前(24・11・3)の京都宇治のとき28名、1年前(24・5・12)の大阪四天王寺界隈のとき35名、(23・11・5)の通天閣・新世界のとき37名、(23・5・14)のNHK大阪・大阪歴史博物館・大阪城のとき22名、(22・11・6)の万博記念公園のとき28名、(22・5・15)の京都鉄道博物館のとき23名、(21・11・7)の大阪ミナミ散策のとき20名、(コロナ禍真っ最中の21・5・16)の大阪城散策のとき7名、(20・11・8)の天王寺公園ピクニックのとき18名という記録が残っています。
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◆学生委員会は、新しい委員を募集中です。Zoomからも参加できます。
学生委員会は、ほぼ隔週の月曜日の夜開かれています。
こんどの委員会(春期第3回)は、5月26日(月)午後7時からです。
各クラスからいろんな人が集まってきています。
1回だけでもいいですから、気軽にのぞいてみてください。
(小原)
3時間を超えた今夜の公開/夜・小説(エッセイ)入門講座〔担当;津木林洋チューター〕に、25名(うちOB2名、一般2名)参加。作品提出21名全員出席●新入生の参加が3人だけとは寂しい。もっと参加しよう!
公開の夜・小説(エッセイ)入門講座は、一般やOBだけでなく、在校生からも受講料(作品提出込みで1000円)をいただいています。
課題作の提出先は、文校事務局ではなく担当講師あてで、しかもメールで届ける方式です。そして、提出作品はすべて公開クラウドにあげ、あらかじめそれらを読んでから講座に出席してもらうことになっています。ネット環境のない方には、文校事務局が手助けします。
今夜、提出21編に対し1作ずつ、津木林チューターは詳しく鋭く批評をくわえていきました。また、作者コメントの時間を設け、会場から一作ごとに出る質問や意見にも懇切に答えていました。
午後6時30分開始で、途中休憩をはさんで、講座が終了したのは午後9時40分。当初の25名のうち、最後まで残ったのは19名。
◎次の津木林チューターの公開/夜・小説(エッセイ)入門講座は、通教部スクーリングの翌日・6月23日(月)午後6時30分からです。
その講座に向けた課題作品の締切は6月16日(月)です。
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◆公開/昼・詩入門講座〔担当;近藤久也講師〕は、5月24日(土)午後3時からです。
作品の提出はもう締め切りました。提出15名。作品を提出していない方も、勉強になりますから、講座に参加してみてください。聴講料を500円(提出者は1000円)いただきます。
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●5月31日(土)午後3時からは、馳平啓樹講師が担当する春期1回目の公開/昼・小説(エッセイ)入門講座です。
公開講座のうち馳平講座に限って、教室受講にくわえZoom配信をおこないます。持参してきたパソコンを操作しながら、馳平講師はパワーポイントを使って、自作の教材をスクリーンに映し出しつつ、1時間余り講義をします。その後、提出作品20編の中から講師が選びだした作品10編ほどのそれぞれの作者が、マイク越しに自作朗読をおこないます。馳平講師は、それらの作品に対して優れている点などを指摘します。
なお、講座の始まる前に馳平講師は、提出作品すべてに対し個々に600字前後の寸評・改善点を記してきたA4紙を手渡しします。
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▲6月2日(月)午後6時30分から持たれる公開/夜・詩入門講座〔担当;冨上芳秀チューター〕の提出作品の締切は、5/24<土>です。まだ間に合います。急いでください。
(小原)
●新入生「ハガキ一枚」課題は18名から届く●・・・◆作品発表・第3弾【昼間部・南田由芽<よしめ>さん/通教部・松﨑貴子さん】★提出まだの方、急いでください。《5月31日(土)締切》
今春の新入生全員(64名)に提出をもとめている〈課題ハガキ〉の既着分の中から、とりわけ印象的な作品を紹介する《第3弾》として2人の作品を取り上げます。今日までに、メール、郵送そして持参で18名から届いています。
すでに文校ブログに載せた《第1弾》は通教部・清野圭一さん<東京都>と昼間部・東加奈子さん<香川県>の作品(5/2文校ブログ)、《第2弾》は昼間部・信永真知子さん<広島県>と通教部・荒川光司さん<栃木県>の作品(5/10文校ブログ)でした。
提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。
課題のタイトル6つについては、5/2文校ブログを参照してください。
【小原】
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私だけのもの
南田由芽(昼・小説・大西クラス/奈良県天理市/39歳)
ブロンズコレクター。他人(ひと)は僕をそう呼ぶ。
全ての始まりは一五歳。中学生活の全てを捧げた弓道部、その最後の大会。そこで僕は生まれて初めてトロフィーを手にした。それは赤茶けたブロンズだった。これまで鳴きも飛びもせず、無言で地面を這い回っていた僕にとっては大きな成果のはずだ。それなのに、悔しかった。
時は流れて、高校時代は朗読に青春を燃やした。NHK杯全国高校放送コンテストへの出場を目指して、毎日毎日、日が暮れるまで練習し続けた。けれど、悲しいことに希望する生徒全てが出場出来る訳じゃない。全国へ行くにはまず県大会を、県大会に出るためには学校内予選を勝ち抜かなければいけない。
――高校一年生、校内予選を勝ち抜いた。校内順位三位――
――高校二年生、校内予選を勝ち抜いた。校内順位三位――
――高校三年生、校内予選を勝ち抜いた。校内順位三位――
銅に好かれているのか、金と銀に嫌われているのかは分からない。ただ、一番高い景色を見られずに高校生活を終えた、それだけはハッキリとしている。
中学、高校とブロンズの景色は充分に眺めた。そろそろ上の景色も見てみたい。「結果よりも、経過が大事」と言うけれど、人生賭けて努力をすると決めたからには、目指すべきは笑える場所だ。
そんな諦めの悪さと負けず嫌い、それと夢見がちの根性こそが僕の売り。
これこそが僕だけのものだ。
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文学学校入学にあたって
松﨑貴子(通・小説・美月クラス/島根県奥出雲町/26歳)
わたしにとって、図書室は逃げ場であった。小学生の頃、友達がもともといなかったのに、ひょんなことから全くいなくなってしまったことがあった。それから、わたしはいじられキャラという新しい人格を作り出した。クラスでは、ざっきーとよばれ、いじられたら笑っておもしろく返さなくてはならない。心は徐々にすりへっていった。気づいたら涙がでていたこともあった。そんなわたしにとって、図書室は逃げ場であった。クラスメイトは図書室までは追いかけてこない。何か好きな本があるわけではなかった。適当に見つけた本を開いて席に座り、読んでいるふりをしていただけだ。図書室がなかったら、わたしはあの日々を乗り越えることが出来なかったと思う。
社会人になって、本を読むのが好きになった。本を開くと、今いる場所からどこへでも行ける気がする。瀬尾まいこ、高瀬隼子、村田沙耶香。彼女達の本にどれだけ助けられたかわからない。だが、まだわたしは、この趣味を語り合う友人を持っていない。文学学校で見つけられたらと思っている。
◆いよいよ来週から、計13回の春期・公開講座が始まる◆締切ずみの公開講座・課題作品の提出状況・・夜・小説(エッセイ)入門講座【21名】/昼・同【20名】/昼・詩入門講座【14名】。そのうち一般は計7名。
★課題作を提出できる4種類の公開講座のうち3つの締切日が、今日(17日)まででした。
◎5/19<月>締め切った夜・小説(エッセイ)入門講座〔担当;津木林洋〕には、21名から提出がありました。うち、一般1名。
◎2次締切が5/16<金>だった昼・小説(エッセイ)入門講座〔担当;馳平啓樹〕には、文校入学1年経過および1年以上参加の休学・OB・一般(つまり、今までに計6回以上提出)の方は作品は提出できないという制限を設けていますが、1次・2次締切あわせて20名の提出がありました。うち一般は、岡山や東京などから4名。※この馳平講座はZoom参加できるため、作品は提出せず聴講だけ申し込んでいる人もいます。
◎今日(17日)締め切った昼・詩入門講座〔担当;近藤久也〕には、14名から提出がありました。うち一般は、20歳の大学生など2名。通教部小説C・須藤チューターと昼間部小説C・名倉チューターも作品提出の上で参加予定です。
◎夜・詩入門講座〔担当;冨上芳秀〕の締切は5/24<土>です。
◆昼・夜/小説(エッセイ)入門講座、昼・夜/詩入門講座――それら4種類の公開講座の受講料は1回につき、在校生・休学生・OB・一般すべての皆さんが同一の1000円です。どなたでも〔昼/小説(エッセイ)入門講座の1回目のみ制限あり]事前にそれぞれの課題作品を提出できて、講座のとき講師や参加者からいろいろな感想・批評を受けられます。
なお、課題作品を提出していなくても、講座に参加できます。その場合の受講料は1回につき500円です。
◆夜/小説(エッセイ)入門講座の受講希望者で、ネット環境のない方は、課題作品を文校事務局まで持参、もしくは郵送していただければ、その後の手順を事務局で説明します。
●その他にも、東京からゲストをお招きして、文校教室で公開・特別講座を開催します。すでに、事前予約を受け付けています。
Zoomからも視聴できます。受講料は、教室、Zoomとも在校生/無料、休学・OB/1000円、一般/1500円。
・6/7(日)特別講座〔小林龍之さん<文芸編集者>〕
「エンタメ小説の現場から」
▲4月18日・文校ブログを参照してください。
▲大阪文学学校HP‘公開講座’に詳細が載っています。
(小原)
【【速報】】★祝★中西智佐乃さん(文校修了生)が、第38回三島由紀夫賞を受賞。受賞作は、『新潮』25年3月号に掲載されていた「橘の家」(250枚)で、6月に新潮社から単行本化の予定。
次は、今夕・18時18分配信の新潮社のサイトの【三島賞決定】速報です。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002091.000047877.html
次は、ニコニコニュースのⅩから、中西智佐乃さんの受賞会見の模様です。
https://x.com/nico_nico_news/status/1923323410865623155
●中西智佐乃さんの「橘の家」が、第38回三島由紀夫賞の候補作(計5作)にノミネートされていることは、4月24日・大阪文学学校ブログおよびⅩで取り上げていました。
中西さんは、2008年10月から18年3月まで文校の夜間部や昼間部に実質5年間在籍されています。19年には、小説「尾を喰う蛇」(230枚)で第51回新潮新人賞を受賞しています。
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今夕18時30分ごろ(途中)から、ニコニコニュースでの中西さんの受賞会見の模様をスマホでみていました。
朝日や毎日などの記者から、大阪文学学校(文校)のことについての質問もありました。それらに対して中西さんは、次のように答えていました。
「小説を書いていたが、読んでくれる人がいなかった。読んでくれる人を求めて・・・」「(田辺聖子さんをモデルにNHK朝ドラで放映された)“芋たこなんきん”を観ていた母から文校をすすめられた」「実践重視で、ともかく書かされた」など。
今回の受賞、本当におめでとうございます。
ビッグな賞の受賞で、これから忙しくなると思いますが、今後も中西さんらしい小説を書き続けてください。
(小原)

