文校ブログ

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大阪文学学校創立70周年にあたる2024年、文校事務局が始動! 冬休み明け昼・夜間部組会(クラスゼミ)スタート! 4クラス中3クラスが対面合評に加えてZoomを活用。

◎冬休みの間の、通教部提出作品、文校賞応募(1/10締切)、『樹林』在特号応募(1/13締切)、1/27昼・文章講座など公開講座の作品、年賀状、各地から同人雑誌の寄贈など郵便物は、たいへんな量でした。
メールは、通教部チューターからの『樹林』2・3月合併号(通教部作品集)掲載作についての寸評、『入学案内書』の請求、在校生からの種々の問い合わせ等、50件は超えていました。

◎通教部提出作品は10数名からとどいていて、そっこく各担当チューターに郵送しました。明日以降とどく分は、次回(4月13日締切)提出作とみなします。

◎『樹林』在特(6月)号応募の締切は、13日(土)午後3時厳守。学生委員会・在特部が、分類やリスト作りや発送作業をするため、ぜったい厳守とのことです。

▲予定どおり、今日から冬休み明けのクラスゼミが開始され、昼間部の本科・小説/佐伯クラスが2024年最初のゼミ(作品合評会)にのぞみました。クラス員12名中、教室出席9名、欠席3名でした。作品合評を終えたあとも教室に居残り、持ち寄った酒を飲みながら“新年会”を開いていました。
もう一つの火曜・昼間部クラスで、専科研究科・小説/伊藤クラスは、クラス員14名中、教室出席11名、Zoom参加1名(長崎県から)、欠席2名でした。

▲夜間部は2クラスありました。
詩エッセイ/高田クラスはクラス員11名中、教室出席8名、Zoom参加1名(愛知県から)、欠席2名でした。
本科・小説・西村クラスはクラス員14名中、教室出席6名、Zoom参加5名(広島県からも)、欠席3名。
高田クラス、西村クラスとも、9時ごろゼミを終え、居酒屋に繰り出した模様。

◆2024年も事務局3人(小原政幸、真銅孝、角田美千代)、よろしくお願いします。
皆さんの筆が上達するように、ハッパをかけつづけたいと思います。
*****************

◆3月16日(土)14時から、大阪市城東区のクレオ大阪東<最寄り駅;JR京橋駅>で、文校創立70周年記念講演会を開催します。ゲストは、文校修了生で直木賞作家の朝井まかてさんです。文校関係者に限らず一般の方も入場無料。定員350名。

(小原)

「文校ニュース」秋期第3号は届いているでしょうか? よいお年を!


【「文校ニュース」23年度秋期第3号(12月23日号)/B4サイズ・10ページ立て】

23日(土)夕方、「文校ニュース」秋期第3号を、沖縄から北海道まで全国37都道府県の全文校生387名、文校チューター30名に郵送しました。①23年度秋期「クラス別・名簿」(都道府県名入) ②再配布の〈樹林・24年6月在特号へ向けたお知らせ〉チラシ ③学生委員会発行の「学生新聞コスモス」12/15号(特集“秋の文学散歩in新世界”)の3点も同封しました。②は、休学生には入っていません。
『樹林』定期購読38名の皆さんにも、『樹林』秋期(12月)号に添えて「文校ニュース」今号も送りました。

◆「文校ニュース」今号は、●通教生のスクーリング体験記 ●秋の新入生の「ハガキ一枚・課題作品」(35名中27名提出) ●各種新聞切抜き[谷良一さん<夜間部・平野C>藤岡陽子さん<文校修了生>金時鐘さん<文校特別アドバイザー>、方政雄さん<休学中>] ●山田兼士さん<元文校チューター>の遺稿集『谷川俊太郎全《詩集》を読む』(思潮社)の紹介 ●24年1月~2月のカリキュラム・公開講座など、読みごたえのある10ページ立てになっています。

◆7月に事務局メンバー・佐々木鈴さんが急逝するという悲しみ・痛恨事がありましたが、23日(土)、やっと事務局の“仕事納め”にたどりつくことができました。真銅孝、鈴さんに代わって入った角田美千代、小原の事務局3人とも、1月9日<火>からの昼・夜間部クラスゼミ再開に備えて少しゆったりします。(小原だけは、その後も文校ブログの更新のために文校に出て来ていました)
来年も皆さんの知恵を拝借しながら、はつらつとした文校でありつづけたいと思います。

◆年内か年明け早々にあと1日は、郵便物の整理のために、事務局にやってくるつもりです。そのとき通教部の提出作品がとどいていたら、担当チューターに速攻で送ります。

(大阪文学学校事務局長・小原政幸)

★新刊紹介★山田兼士さんの遺稿集『谷川俊太郎全《詩集》を読む』(思潮社/2200円+税)

昨年12月に逝去されるまで大阪文学学校のチューターだった山田兼士さんの遺稿集『谷川俊太郎全《詩集》を読む』が刊行され、ご遺族から文校へ寄贈していただきました。
谷川俊太郎さんが大阪文学学校で話や朗読をされたことが2度ほどありますが、その機会は山田さん尽力によるものでした。

長男・聖士さんは、遺稿集に収めてある「あとがきに代えて」を、次のように結んでいます。
―――「谷川氏は父がもっとも敬愛した詩人の一人であり、その作品論を語ることはライフワークの一つだったから、晩年にこの網羅的な評論を書き終えて、父にとっては成し遂げたという思いがあったことだろう。何かと使命感に囚われたような人でもあったが、間違いなく父の魂は詩に救われていたし、詩がこれからも誰かの救いになってゆくことを願う。」

遺稿集に添えられていた夫人からの「あいさつ文」も次に紹介します。
―――「昨年十二月六日に夫・山田兼士が死去しましてから一年が過ぎました。ようやくとも早くもとも言いうる時間の不思議を感じております。
山田はライフワークとしての二著、シャルル・ボードレール『小散文詩 パリの憂愁』訳・解説山田兼士(思潮社)を二〇一八年に、『福永武彦の詩学』(水声社)を二〇一九年に、すでに上梓できていたのは幸いだったと、何度も口にしていましたが、もう一つ、大事なライフワークがありました。それが『谷川俊太郎全《詩集》を読む』という書物です。昨年の闘病中の六月初旬に、谷川俊太郎詩集『虚空へ』(二〇二一年刊)についての、掉尾にあたる原稿を書き終え、少し思いきるような感じで一冊にまとめる態勢に入っていったようです。書物をつくることに大きな喜びをもっていた山田にとても相応しいのではないかとひそかに考えております。
お目通しいただければ、幸いに存じます。」
二〇二三年十二月十六日
山田(山下)泉

(小原)

無念!! 青山トーゴさん(大阪文学学校OB)、昨年に引き続き最終候補5編に残るも、日経小説大賞(賞金500万円)を逃す。

東京在住の青山トーゴさんは、勤務の関係で大阪にいた2015年10月から18年6月まで3年間ほど、夜間部(津木林c・青木c)や昼間部(津木林c)に在籍されています。

長編小説を対象とする今年度の第15回日経小説大賞(日本経済新聞社・日経BP共催)で、応募167編の中から最終候補5編に残った青山さんの小説は、高齢男性が突然やってきた孫と音信不通だった娘のもとを訪ねる「遠くて近い1000キロ」。
昨年度の第14回で、応募285編の中から最終5編に残った青山さんの小説は、難病の画家と女性花火師の恋愛を描いた「雲海の朝(あした)」。

三度目の正直で、きっと次はやってくれるでしょう。

●秋田県井川町出身の青山トーゴさんは昨年、念願の「第9回ふるさと秋田文学賞<小説の部>」(賞金50万円)を受賞しています。
2022年10月14日・文校ブログ参照。

(小原)

吉村萬壱さんが『樹林』12月号について、Ⅹで嬉しいコメントをポストしてくれています。

【吉村萬壱さんのコメントを、以下に引用します】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「樹林」2023年12月号届いた。「対談・日常=世界を書くこと 小山田浩子×葉山郁生」が抜群に面白い。
普通だと思っている日常が実は異界そのものであり、従って日常を書けばそこが異界であり、それが世界へと繋がっていく。小さな日常こそ、世界そのもの。読むと今すぐ小説が書きたくなる事請け合い。
https://twitter.com/yoshimuramanman/status/1739371129792573912

◆吉村萬壱さんには、大阪文学学校で「作家になるということ」というタイトルで講演をしていただいたことがあります。
2014年11月15日・文校ブログ参照。
その講演録は、『樹林』2015年5月号に載っています。

◆吉村萬壱さんは、2015年4月29日に文校で催した公開座談会「知のインフレーション」にも登壇していただいています。ほかのパネラーは、志村史夫さん(物理学者/静岡)、細見和之さん(文校校長)で、司会は佐伯晋さん(当時通教部チューター/三重)。
2015年4月29日・文校ブログ参照。
その座談会の模様は、『樹林』15年8月号に収録されています。

(小原)