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第25回小野十三郎賞(大阪文学協会主催/朝日新聞社共催)の応募締切せまる。7月10日まで(当日消印有効)!

「詩集」と「詩評論書」を対象にしている小野十三郎賞の、今年度(第25回)の応募締切は7月10日<当日消印有効>です。

今日も各地(東京都千代田区、横浜市神奈川区、静岡市葵区)から3冊の応募があり、4月末からの応募総数は93冊に達しました。
なお、最終的な応募総数(詩集+詩評論書)は、1年前【第24回】125冊、2年前【第23回】137冊、3年前【第22回】138冊、4年前【第21回】111冊でした。

応募先は、大阪文学学校内の小野十三郎賞事務局です。

募集要項の詳細については、4/24文校ブログを参照してください。

(小原)

通教部提出作品は17名(速達・レターパックあわせて12、持参5)から《21年10月から、普通便の土曜配達はありません》。◆昨日までの既着分と合わせて12名のチューターへ速達で郵送します。


【写真】通教部各チューターへ発送される通教部生の作品の“山”。あわせて、「作品提出リスト」「過去の作品提出状況表」も同封。

通信教育部(12クラス・150名/うち新入生36名)は、きょうが23年春期第2回提出作品の、いちおうの締切日。
きょうは計17名から提出がありました。
11時20分にのぞいたビル1階の郵便受けに速達便(レターパックもふくむ)が7通入っていました。北九州市小倉南区、岡山市中区、和歌山県橋本市、奈良市、奈良県生駒市、名古屋市天白区、さいたま市中央区に住まいの通教生からのもの。
16時には、ビル3階の事務局まで郵便局の人が速達便5通を運んできました。沖縄県宮古島市、福岡市東区、鳥取県八頭郡、兵庫県高砂市、静岡県富士市の通教生からのもの。
また、作品を事務局へ持参してきた人がばらばらに5名いました。大阪3名、兵庫2名。

今日までに到着していないと、9/10(日)スクーリング合評会のテキストになる通教部作品集(『樹林』8・9月合併号)の掲載対象作品からははずれてしまいますが(クラスによってはまだ大丈夫なところもあります)、2週遅れの7/15(土)までに届けば担当チューターからのアドバイス批評および添削は受けられます。
そして、スクーリングの前日と当日午前にあるプレ・スクーリングにおいて、希望すれば自作品を合評してもらえます。

◎未提出の方、今からでも遅くはありません。あきらめないで、1日でも早く作品を提出してください。

◎きょうまでの到着作品をクラスごとにまとめました【写真】。1時間後には道頓堀に近い大阪南郵便局に出向いて、それらを通教部12名のチューターに速達で届けます。

◆7/10(月)には、春期2回目の夜・詩の連続講座(担当;冨上芳秀チューター)があります。それに向けた課題作品の提出締切は、きょうでした。14名から作品が届いていますので、それらをまとめて冨上チューター宅へ届けます。
作品を未提出の人も、7/10の講座には参加できます。在校生は無料です。

◆7/15(土)に行われる春期2回目の昼・詩の連続講座(担当;近藤久也講師)の課題作品の締切は、7/8(土)です。事務局まで郵送か持参で。

(小原)

★新刊《単行本》紹介★中西智佐乃さん(文校修了生)/新潮新人賞受賞作など2編収録の小説集『狭間の者たちへ』(新潮社/1,800円+税)


≪今朝(7/1)の朝日新聞“読書”面の広告≫

中西智佐乃(なかにし・ちさの)さんは2018年3月まで長い年月、大阪文学学校の昼間部や夜間部に在籍されていました。
中西さんは19年10月、応募総数1972編の中から、小説「尾を喰う蛇」(230枚)で第51回新潮新人賞を受賞されています。その受賞作は、『新潮』19年11月号に掲載されました。
その後、『新潮』21年8月号に「祈りの痕」(180枚)、『新潮』23年2月号に「狭間の者たちへ」(160枚)を発表しています。
この度、新潮社から“7月の新刊”として刊行された単行本『狭間の者たちへ』には、「狭間の者たちへ」と「尾を喰う蛇」の2編が収められています。

新潮社のサイト
【第51回新潮新人賞 受賞者インタビュー 暴力を追いかける/中西智佐乃】
から以下に、大阪文学学校について述べている箇所を抜粋して紹介します――――
≪中西さんの個人的・文学的来歴を教えてください。≫
特に不自由なく、幼稚園から大学まで通わせてもらい、会社に就職することが出来ました。小説は十代の頃から何年かに一回、短いものを書いていましたが、ちょっと思い出しただけで顔から火が出そうなぐらい酷い出来でした。その後社会人になって改めて推理小説を書きましたが、これも相当酷いものでした。それから二年くらい一人で書いていたのですが、朝ドラ「芋たこなんきん」を見た母から大阪文学学校を勧められ、確かに一人でやっていてもよく分からんと、入学しました。雑居ビルにある教室前の廊下が「大丈夫か?」と思うぐらい暗くて不安になりましたが、そこに通ったことで今作が書けました。実践重視の学校で、とにかく書かされる。長いもので一〇〇枚程度を二、三か月に一作、年間で四本を仕上げました。合評ではめちゃくちゃ叩かれますし、時々褒められることもありつつ、でもやっぱりめちゃくちゃ叩かれました。体力的な問題から二年くらいで一旦辞めて、そこから四、五年書きませんでした。プロになるどころか、もう書かないかもしれないとすら思いました。そのくせ仕事が落ち着いて心や身体が元に戻ってきたら、いけしゃあしゃあとまた書きたくなった。自分の決断なんてその程度だよなと思いました。ひとまず趣味として、ぼちぼちやっていこうと、二十代の終わりに大阪文学学校に入りなおしました。
復帰して一作目が、やはり酷評され、「次、みとけよ」という闘志というか、怒りが湧きました。二作目を読んだ先生と生徒さんに新人賞に応募をするよう勧められ、今に至ります。はじめはメフィスト賞はじめエンターテインメントの賞に応募していたのですが、アドバイスを受けて純文学系の賞に応募すると予選を通過して、自分の方向性が分かりました。・・・・・・・・・

◆中西智佐乃さんについては、今までに次の日付の“大阪文学学校ブログ”で取り上げています。
2023年2月3日
2021年7月30日
2021年7月12日
2019年10月7日

◆今日の昼1時過ぎ、中西さんから事務局へ“刊行あいさつ”の電話をちょうだいしました。ちょうどその時間帯、中西さんが最初文校に入ったときの担当チューターだった津木林洋さんはクラスゼミの最中でした。そのことを告げると中西さんは、今から自宅を出て津木林さんにあいさつに文校まで伺いたいとのことでしたが、ゼミはいつ終わるか分からない(早く終わるかも)ので、その件は後日にということになりました。
『狭間の者たちへ』は書店に並んでまだ数日しか経っていませんが、ゼミ終了後、津木林さんに中西さんからの電話のことを伝えたら、すでに買い求めているとのことでした。僕もです・・・・・・。

(小原)

きょうは、長崎から北海道まで全国各地の通教部生12名から提出作品とどく。いちおうの締切は、あした1日(土)17時。

きょう30日は、長崎市(2名)、香川県高松市、神奈川県秦野市、東京都調布市、北海道札幌市など全国各地の12名から作品がとどきました。速達便とレターパック<ライト>が多くなってきました。
・・・・・・・・・・・・・・
通信教育部の春期第2回作品提出締切は、あした1日(土)です。残念なことに、土曜日の普通便の配達はありません。
事務局持ち込みは、正午~午後5時の時間帯でお願いします。それより前に来られる方は、ビル1階の郵便受けに入れておいてください。
とどいている分をクラスごとにまとめ、夜7時前に南郵便局に出向き、速達で各チューターに発送するつもりです。
・・・・・・・・・・・・・・
あしたに間に合わないと、『樹林』8・9月合併号(通教部作品集)に自作品が載るチャンスをみすみす逃がすことになりかねません。
でも、2日以降の提出分も、とどいたその日にチューターにお送りします。そして2週遅れの7月15日(土)まで受け付け、担当講師からアドバイス批評(個別評)は受けられます。また、9月10日(日)スクーリングの前段に持たれるプレ・スクーリングで、希望すれば合評に付される機会があります。
まだの方、がんばって書いて、1日でも早く事務局まで届けてください。

◆郵送にあたっては、封筒のおもてに、かならず“通教部23年春期第2回提出作品”と朱書してください。つづめて、“通教部作品”でもいいですが。
いま、『樹林』11月・在校生作品特集号の応募期間でもあるため(8日締切)、ごっちゃにならないためにもよろしくお願いします。

(小原)

★新刊《文庫本》紹介★咲沢くれはさん(文校修了生)/小説推理新人賞受賞作など4編収録の小説集『五年後に』(双葉文庫/680円+税)。解説は文芸評論家・池上冬樹氏。

咲沢(さきさわ)くれはさんは2002年10月から1年間、大阪文学学校夜間部(飯塚クラス)に在籍、その後1年間休学。その間に文校学生委員会の委員長も務めています。
咲沢さんは2018年に、短編「五年後に」(67枚)で第40回小説推理新人賞(双葉社主催/賞金100万円/応募総数275編)を受賞しています。選考委員は、桜木紫乃、朱川湊人、東山彰良の三氏。その後20年5月に、加筆して80枚にした表題作「五年後に」、『小説推理』に掲載された2編(「渡船場で」「眠るひと」)、書き下ろしの1編(「教室の匂いのなかで」)の計4編を収録した単行本『五年後に』(双葉社/1500円+税)を刊行しています。
そしてこの度、『五年後に』は文庫本化されました。巻末には、文芸評論家・池上冬樹さんが7ページに渡って“解説”を書かれています。

2020年6月23日・文校ブログ参照。
2023年5月24日・文校ブログ参照。

(小原)