【『小説すばる』11月号/58・59頁】長編小説「ギアをあげた日」で第38回小説すばる新人賞を受賞した平石さなぎさん(大阪文学学校夜間部修了生)の写真と<受賞の言葉>が載っています★26年2月に集英社から単行本刊行の予定
選考会当日・9月16日の文校ブログ(およびⅩ)で速報しましたが、文校修了生・平石さなぎさんが、38回小説すばる新人賞[集英社主催]を受賞しました。1220編の応募作品の中から、450枚の長編「ギアをあげた日」が副賞200万円を獲得したのです。
平石さんは、2019年10月から1年間、文校夜間部・西井クラス〈金〉に在籍されています。
※10月3日の文校ブログ(およびⅩ)で、平石さんのことを詳しく紹介している9/27配信の両丹日日新聞のサイトを取り上げています。
◆平石さんの受賞作「ギアをあげた日」の抄録および選考委員選評は、集英社発行の『小説すばる』12月号(11/17発売)に掲載されます。
◆「ギアをあげた日」は単行本化され、26年2月26日に集英社から刊行予定です。
(文校事務局・小原)
【今秋53番目の新入生】文校へは歩いて来れる50歳女性。今日申し込んで、明日から夜・本科小説・西井C(金)のゼミに参加することに。明日のクラス合評作品をメール添付で届ける。
大阪市中央区の中でも文校の近くに住む女性から今日の午後3時前、オンラインで「入学申込書」が送られてきました。角田<ツノダ>事務局員が電話で女性や西井隆司チューターとやり取りし、明日夜の合評作品を事務局経由で女性にメール送付しました。途中入学になるため、学費は〇千円割り引くことになりました。
女性は今までに、津木林洋チューターの公開《夜・小説(エッセイ)入門講座》や特別講座(今年2月15日・ゲストは藤岡陽子さんと玄月さん)に参加経験がありました。
「入学申込書」中の《入学のきっかけや書きたいテーマなど》欄には、【1年以上毎月ショートショートの作品を書いては公募に出していますが、もう少し長い作品を書くためのエネルギーをもらいたく、入学を希望します】と書かれていました。
(小原)
【10月25日(土)/読売新聞・文化面】10/5入学開講式の中で行なわれた第27回小野十三郎賞授与式が大きな記事に。文校の“校旗”をバックにした写真も。■受賞者三氏[岡本啓<東京>、江畑實<大阪>、高橋修宏<富山>]
◆10月5日(日)に行なわれた大阪文学学校・25年秋期入学開講式と第27回小野賞授与式の模様は・・・
10月7日・大阪文学学校ブログ参照
◇9月12日(金)に大阪文学学校で行なわれた第27回小野賞・最終選考会の模様は・・・
9月12日・大阪文学学校ブログ参照
◎小野賞を主催しているのは、大阪文学学校の運営母体である一般社団法人・大阪文学協会(代表理事;葉山郁生)。小野十三郎さんは、大阪文学学校創立の1954年から91年まで校長を務め、96年10月に93歳で亡くなるまで名誉校長でした。
(小原)
“ChatGPTから紹介された”と、来日2年半の中国人女性(埼玉県・37歳・青島出身)が通教部/小説Cへ入学★全在校生386名(うち休学生81名)のうち、中国出身2名、海外在住3名(インド/上海/インドネシア)と若干国際的に!
◆事前に電話やメールでの問い合わせがなかった方から、オンラインで「入学申込書」が飛び込んできました。名前は見たこともないような漢字表記で、住所は埼玉県戸田市、出身地欄には“中国青島”とありました。電話をしてみました。日本語によるやりとりで、2年半前に中国から日本にやって来て、その時から日本語の勉強を始めたということが分かりました。
今秋52人目の新入生となります。中途入学なのでいくらか学費は割り引くことになりました。短いものでもいいので、2週間以内に作品をとどけることを約束してもらいました。
「入学申込書」には、次のように日本語で記載されていました。
◎「入学のきっかけ・書きたいテーマなど」欄・・・・・
【私はずっと小説家になることを夢見てきました。子どものころから物語が大好きで、毎晩母が読んでくれる話を聞きながら眠っていました。大学では映画監督を専攻しましたが、社会人になってからは物語や創作から少し離れてしまいました。今、時間に余裕ができて、もう一度小説に挑戦したいと思っています。
中国語ではうまく言葉が定まらないことがありますが、日本語で書くときには新鮮さと自由を感じます。外国語で書くことで、むしろ素直になれる気がします。日本語で小説を作ることにワクワクしています。
ただ、まだ日本語力が十分ではないので、文法や表現を丁寧に学びたいです。先生方のご指導をいただければ、とてもありがたく思います。機会をいただけたら、一生懸命練習します。どうぞよろしくお願いいたします。】
◎「影響を受けた作品・作家・詩人名」欄・・・・・
【フラナリー・オコナー、マレーシアの中国語作家=リー・ズーシュー(黎紫書)、C.S.ルイス、青山南、吉田修一】
(小原)
4時間に迫った今夜の公開/夜・小説(エッセイ)入門講座に、29名(新入生⑦<岡山からも>・在校生⑯・休学③・OB③)参加。作品提出28名中25名出席★次の公開講座(11/8)は、中上紀さん“父・中上健次について語る”。在校生無料・Zoom併用
津木林洋チューターが担当した、今夜の公開/夜・小説(エッセイ)入門講座は、休学生やOBだけでなく、新入生・在校生からも受講料(作品提出込みで1000円/聴講のみ500円)をいただきました。
課題作の提出先は、文校事務局ではなく担当講師あてで、しかもメールで届ける方式です。そして、提出作品はすべて公開クラウドにあげ、あらかじめそれらを読んでから講座に出席してもらうことになっています。ネット環境のない方には、文校事務局が手助けしました。
今夜、提出作28編に対し一作ずつ、津木林チューターは詳しく鋭く批評をくわえていきました。また、作者コメントの時間を設け、会場から一作ごとに出る質問や意見にも懇切に答えていました。
午後6時30分開始で、短い途中休憩をはさんで、講座が終了したのは午後10時17分。当初の29名のうち、最後まで残ったのは19名。
◎次の津木林チューターの公開/夜・小説(エッセイ)入門講座は、通教部スクーリングの翌日・12月15日(月)午後6時30分からです。
その講座に向けた課題作品の締切は12月8日(月)です。
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●11月中に開催される、その他の公開講座の課題作品の締切日と開催日は次のとおりです。
◎昼・小説(エッセイ)講座〔馳平啓樹〕 10/31<金>締切―→11/8<土>開催
※1次締切[10/24]分の新入生3名をふくむ7編はすでに、馳平講師宅へ届けました。今日までに2次締切[10/31]分が新入生2名をふくむ4名から寄せられています。2次締切分はまとめて、31日(金)夜に馳平講師宅へ速達でとどけます。
◎夜・詩入門講座〔神尾和寿〕 11/8<土>締切―→11/17<月>開催
◎昼・詩入門講座〔近藤久也〕 11/15<土>締切―→11/22<土>開催
※どちらの詩入門講座も、提出作品は1編、40行以内とします。
提出は大阪文学学校事務局(〒542-0012 大阪市中央区谷町7-2-2-305)まで郵送または持参してください。メールでは受け付けません。
●11月8日(土)には、半年に1回催される特別講座もあります。
中上紀(なかがみ・のり)さんが、その日の午後4時、東京から文校教室にやって来てくれます。そして、葉山郁生・大阪文学協会代表理事を相手に、「私の創作のこと、中上健次のこと」というテーマで存分に語っていただきます。
新入生・在校生は無料で参加できます。Zoom視聴も無料です。
25年10月15日・文校ブログ参照。
(小原)



