文校ブログ

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大阪文学学校入学の決心がつきかねている皆さんへ

『入学案内書』を請求されたり、あるいは一日体験入学(オープンキャンパス)に来校されたりZoom参加されたということは、書きたいという衝動にかられたり、書くことに賭けてみようという気持ちになられているのだと思います。今回は見送って、今秋10月にも新入生を募集するはずだから、そのときでいいと思っていませんか。けれども、半年後には衝動や気持ちがしぼんでいるかもしれません。今、思い切って飛び込んでみませんか。

ハードルが高そうとためらっている方もいらっしゃることでしょう。いろんな文学賞に応募している人が大勢入学してくるところだと思われているかもしれませんが、そんなことはありません。入学された8割以上の方が、詩や小説やエッセイなどのいわゆる創作作品を書いた経験はありません。日記やブログを書いたりSNSに投稿したりするのが好き、本を読むのがなにより楽しい、昔作文を先生にほめられたことがある、あるいは死ぬまでに書き残したいことがある、そんなことから入学してくる方が大半なのです。

入りたいけれども、何を(どんなことを)書けばいいかわからないという方もいらっしゃることでしょう。通教部希望の方は、25年度春期『入学案内書』(樹林4月号)の34~37ページに載っている通教部生の掌編小説も参考になるかと思います。昼・夜間部に入学されたら、まずはクラスにどんな作品が出てくるか、様子見してみてはどうでしょうか。あぁこういうことを書いても作品になるのか、わたしだったらこんなふうに書くのになぁ、などとクラス生の作品から触発を受けるはずです。それから、書き始めてもいいわけです。

書き溜めてから入ることにします、とおっしゃる方もいます。そうできればそれに越したことはないわけですが・・・。職業作家さんたちもそうだろうと思いますが、現文校生の皆さんもほとんどの方が作品提出の締切に迫られて書いている状態です。文学学校は、ある意味、厳しく締切を迫る修練の場ともいえます。

年間学費12万9千円(25歳以下の方、および東日本大震災復興支援として福島・宮城・岩手3県在住の方は10万円)というのは少なくない出費だと思いますので、分割払いの相談にものっています。

入学式は、4月6日(日)と目前に迫ってきました。決心がついたらホームページのトップページからオンラインで申し込みしてください。また、ファクスでも申し込みはできます。もちろん、直接来校されても手続きができます。
クラス編成の都合があるため、できるだけ早めにお願いします。入学時納入金は、入学式後でもかまいません。

岡山県の84歳女性(文校通教部・小説クラス2年)が、3/28山陽新聞に載った“文校・春期生募集”の短信記事を封書で送ってくれました。

岡山県の84歳女性から届いた山陽新聞の切り抜きには、次のような手書きのお手紙が添えられていました。
【地元の山陽新聞に本日2025年3月28日(金曜日)の文化面に大阪文学学校の25年度春期生募集の記事が出ており、私もこの記事を見て入学させていただきましたので、とてもなつかしい気持ちで切り抜き送らせていただきました。とりあえず送付まで。】

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
なぜ、山陽新聞(本社・岡山市)に文校の募集記事が載ったのかというと、文校事務局は共同通信・大阪支社に、こういう内容の記事を各地の地方紙・ブロック紙に配信していただけませんか、と年2回の募集期にお願い文を出しているのです。それに応じていただいた共同通信は、各地の新聞社に短信記事を流したくれているのです。
山陽新聞以外にも今春、それぞれの読者から文校へ問い合わせがあって、文校・募集記事が載っていることが判明したのは、下野<しもつけ>新聞、大分合同新聞、宮崎日日新聞、沖縄タイムス。そのうち、下野新聞で文校の存在をはじめて知った栃木県の68歳男性は、すでに通教部/エッセイ・ノンフィクションクラスへ入学されています。

(小原)

30日(日曜)午前11時30分、その前日深夜におよんで作成した「文校ニュース」3月29日号(春期第1号)を全国に向けて約500部郵送! もうほとんどの方に届いているのではないでしょうか。

文校事務局が9/28(土)の夜中1時過ぎまでかけて作成したB4サイズ・24ページ立ての「文校ニュース」3月29日号(春期第1号)を、3/30(日)全国に向けて発送しました。
30日朝、事務局・小原が自宅から集荷依頼の電話をして、2時間半後の11時30分に、大阪南郵便局の人に「文校ニュース」を引き取りに来てもらうことになりました。小原は、腹痛をおこし体調がよくなかったため、文校に行くことをあきらめました。その日『樹林』在特号(5月号)の突き合わせ校正のために午前中から文校教室に来ることになっていた学生委員会のメンバーに電話し、引き取りの立ち合いを頼みました。
その「文校ニュース」は、20年9月末、図書室内に導入した“フルカラー”の印刷機が存分に威力を発揮した出来栄えになったと思っています。

【1面】には、4月6日(日)午後2時から文校教室でおこなわれる“入学開講式”のプログラムを載せてあります。入学式には、文校出身の直木賞作家・朝井まかてさんも執筆に追われているなか駆けつけられ、新入生を励まされます。およそ30分の講話は、文校生(春期新入生も)に限り、Zoomで視聴できます。
大阪文学学校賞の授与式も含めた、およそ2時間の入学式のあとは、飲食入りの交流会に移ります。そこでは、マイクを通して、出席の新入生全員に“入学にあたっての一言抱負”を述べてもらいます。同時に傍らで、朝井まかてさんの著作の販売・サイン会がおこなわれます。また春期新入生による年季の入った“安来節どじょうすくい”が披露されます。

◆「文校ニュース」3月29日号は、その日までの春期新入生48名【4/1現在53名】、修了届をすでに出されている方々をのぞく現在校生323名、そして文校チューター29名へ送りました。
さらに、未だ入学に至っていない昨年7月からの「入学案内書」請求者および各種公開講座への参加者をあわせた約100名にも送りました。
その方々には、手紙を添えました。【「貴方も、入学を検討していただきたく、「文校ニュース」(1、2カ月おきに発行)を送らせていただきました。これは、新入生と在校生向けに編集したものですが、よりよく文学学校のナマの姿・素顔が分かっていただけるのではと、思ったからです】と、したためました。

(小原)

【新刊紹介】細見和之・文校校長が2015年8月に中央公論新社から刊行した『石原吉郎 シベリア抑留詩人の生と詩』が中公文庫に!

3月新刊の中公文庫『石原吉郎 シベリア抑留詩人の生と詩』は、定価[本体1500円+税]。4/6入学開講式では、税抜き価格で販売します。

【一挙に4名入学】①25日(火)夜の体験入学に参加の大阪市・49歳男性 ②27日(木)昼の体験に参加の大阪府・56歳女性 ③賞をめざす大阪市・72歳男性 ④文校ニュース3/29号の1面で《安来節》を披露すると予告した大阪市・47歳男性

★この2日間に入学された4名を紹介します。
【 】内は、入学申込書の中の「入学のきっかけ・書きたいテーマなど」欄からの引き写しです。“ ”内は、影響を受けた作家・詩人名、です。≪ ≫内は、文校のこと(あるいは春期生募集)を何で知りましたか、という問いかけへの答えです。

①大阪市の49歳男性<以前2003年に在籍>が、夜間部・小説・火曜日(西村)クラスへ再入学
【子供の学校の先生が文校OBの方で、私が過去に通っていた事を子供が先生に伝えたところ先生からお手紙を頂くという出来事がありました。先生は当時わたしと同じクラスだった方々と面識があり、皆さんの現在の活躍などを教えて頂きました。その手紙が、また機会があれば文校に通いなおしたいと思い続けていたわたしの背中を押してくれました。】
“堀江敏幸”
≪ホームページ≫

②大阪府阪南市の56歳女性が、昼間部・詩/エッセイ・木曜日(近藤)クラスへ
【ほとんど詩にふれた事がなかったけれど、理由はわかりませんが詩を書いてみたいと思うようになりました。インターネットで大阪文学学校を見つけてオープキャンパスに参加させていただき、とても楽しかったので入学を決心しました。どうぞよろしくお願いいたします。】
≪Googleでのインターネット検索≫

③大阪市の72歳男性が、通教部・小説クラスへ
【時々、短編小説を書いては、投稿などしておりましたが、もちろん、箸にも棒にもかからず、まったくダメでした。何がどう、いけないのかがまったく分からず、客観的な視点で読んで頂けたら、何か改良点、ヒントが頂けるのではないかと思い至り、入学させて頂きたく存じます。】
“宮沢賢治、永井龍男、中勘助、織田作之助など”
≪新聞等で、以前から≫

④大阪市の47歳男性<以前2004年10月~07年3月に在籍>が、通教部・詩/エッセイクラスへ
【文校からはなれて20年近く経ちました。その間も文校のことが不意に頭をかすめることがありました。当時と今の境遇は違いますが、文学への思いは何ら変わっていません。その時と場をもう一度確かなものにしたい。心の澱のようなものを表現したい。そんな気持ちで今います。文校を通じて文学に触れることが、これまでも、これからも、私にとって財産です。】
“石原吉郎”
≪文校を知ったきっかけは、学生時代に荒川洋治さんの講義の中が最初です。≫
・・・・・・・・・・・・・・
再入学することになった上の男性のことは、「文校ニュース」3/29号の1面で次のように紹介してあります。
☆  ☆  ☆
2004年春期と秋期に学生委員会の委員長を務めていた男性が再入学することになっています(この前、二人だけで飲みました)。もう47歳になる彼は島根県松江市出身で、12月の文学集会で“安来節どじょうすくい”を披露し、拍手喝采を浴びたことがあります。その時の写真[下]が、『樹林』2005年4月号(入学案内書)/vol.483の“学生委員会の活動”ページに載っています。4/6入学式後の交流会のとき再演することになっています。腕前が落ちていなければいいのですが。

(小原)