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【16日(土)】・・第26回小野十三郎賞贈呈式。40名で、受賞者お二人(和田まさ子さん・安智史さん)を祝す。








11月16日(土)午後1時30分から4時すぎまで、中之島フェスティバルタワー12階のアサコムホールにおいて、第26回小野十三郎賞の贈呈式が、高田文月チューター(小野賞事務局)の司会のもと約40名の出席でおこなわれました。
コロナのために4年前(第22回)と3年前(第23回)は、大阪市北区の朝日新聞社の一室において、受賞者と主催・共催関係者のみの臨席で賞状と賞金目録の授与式のみでしたが、2年前(第24回)から従来どおり一般公開のかたちで執りおこなっています。
なお、今回の贈呈式の受付を今秋の新入生1名を含む5名の在校生が手伝ってくれました【写真・①】。

贈呈式の第1部では、まず大阪文学協会(文校の運営母体)小野賞実行委員会代表の葉山郁生さんの主催挨拶がありました【写真・② 中央が葉山さん/左端は司会の高田さん】。つづいて詩集部門について細見和之・文校校長、四元康祐さん<東京>、犬飼愛生さん<愛知>、詩評論書部門について葉山代表、添田馨さん<埼玉>、冨上芳秀・文校チューターと6名の選考委員から選考経過が述べられました。

そして授与式に移りました。詩集『途中の話』(思潮社)で小野賞受賞の和田まさ子さん<東京>、詩評論書『萩原朔太郎と詩的言語の近代』(思潮社)で小野賞受賞の安智史(やす・さとし)さん<愛知>それぞれに、賞状と賞金目録(30万円)が授与されました。また、お二人に思潮社と大阪文学学校から花束が贈呈されました。そのあと、お二人の受賞挨拶がありました【写真③・受賞挨拶をする和田さん 写真④・同じく安さん 写真⑤・お二人そろって】。
最後に、共催の朝日新聞文化部の藤橋一也・大阪担当部長から挨拶がありました。なお、後援の桃谷容子基金の以倉紘平さん、澪標の松村信人さんは、事情があって欠席でした。両者からは毎回、小野賞への協賛金をいただいています。

第2部は、選考委員のお一人である四元康祐さんが、「コトの詩、モノの詩、ココロの詩」というタイトルで一時間ほど講演をおこないました。会場との和んだやりとりもあり、とても勉強になるお話でした【写真・⑥ 講演する四元さん】。

受付テーブルの上に並べていた受賞作2冊は、あわせて15冊売れました。

◎4時20分頃からは、12階から地下1階に下り、イタリア料理店≪Mano―e―Mano≫に場を代えて、《受賞者をかこむ懇親会》が開かれました【写真・⑦】。ほぼ30名の参加がありました。そのうち、文校チューターは七氏(高田、葉山、細見、冨上のほかに中塚鞠子、高橋達矢。遅れて平居謙)。第1部のときには、松本衆司、津木林洋チューターの参加もありました。

◆大阪文学学校発行の文芸誌『樹林』25年1月(冬期)号で、第26回小野十三郎賞の受賞者(二氏)の「受賞の言葉」や詩部門・詩評論書部門それぞれの選評(六氏)を掲載します。
・・・・・・・・・・・・・・
◆小野十三郎さんは、大阪文学学校創立の1954年から91年まで校長を務め、96年10月に93歳で亡くなるまで名誉校長でした。
◆第26回小野賞の選考会の模様は、9月20日・文校ブログで速報しています。

(小原)

通教生の皆さんへ●樹林12月号(通教部作品集)のPDF公開

12/8(日)通教部スクーリングの合評会テキストになる樹林12月号(通教部作品集)のPDFファイルを公開します。
下記リンクをクリック(タップ)したあと、スクーリング案内チラシに記載していた閲覧パスワード(半角数字)を入力すると、ダウンロードできます。

樹林24年12月号(通教部作品集)

スクーリング合評会は、出席人数やZoom等のつごうで、樹林1ページに記載されているクラスの組み合わせから変更になる場合があります。その際は、事前に「文校ニュース」や「文校ブログ」でお知らせします。自分のクラスに加え、いっしょになるクラスの作品も読んできてください。

なお、紙の雑誌は、発行予定日の11/25(月)、全通教生に発送します。

‘文校生空白県’だった佐賀県・石川県から通教部へ秋期新入生!★武雄市の45歳女性は15年半ぶり、河北郡の53歳女性は半年ぶりに再入学!【まだまだ秋期生を募集中。学費は割り引かれます】

◎佐賀県武雄市の女性は、事務局内の資料によると、2007年4月から09年3月にかけて日野クラスを経てたなかクラスに在籍していました。その時の居住地は宮崎県でした。
影響を受けた作家は、【夏目漱石、村上春樹、吉本ばなな、谷川俊太郎、枡野浩一】とのことです。

◎石川県河北郡の女性は、半年前まで約1年間菅野クラスに在籍していました。
今度の入学動機は、【小説家に憧れている。文学のすばらしさを書きたい。活字のすばらしさ、読書の大切さを書きたい。】とのことで、小説クラス希望です。
影響を受けた本や作家は、【外山滋比古『思考の整理学』 宮沢賢治】とのことです。
最初に文校のことを知ったのは、【北陸中日新聞】とのこと。

(小原)

昼間部の佐伯・伊藤クラスは合同し、作者を迎えて『樹林』11月(在校生作品特集)号の掲載作を合評。教室27名、Zoom1名出席。

『樹林』在校生作品特集(11月)号の掲載作を合同クラスで合評する週間は来週なのですが、事情があって火曜日・昼の合同合評会は前倒しし今日もたれました。
午後2時から、本科小説の佐伯クラスと専科/研究科小説の伊藤クラスが一緒になって、『樹林』11月号に載っている康玲子さん(伊藤C)の小説「壁の向こうは」<80枚>を合評しました【写真】。チューターお二人、作者の康さんをふくめて27名が教室出席、1名が和歌山県海南市からZoom参加。いつもとは違う雰囲気で、大いに盛り上がりました。
3時40分からは、別々の教室に分かれて、いつものようにクラス生の作品を合評しました。

◆午後6時30分からの夜間部(詩・エッセイの高田クラス、本科小説の西村クラス)はいつも通り、それぞれクラス生の提出作品を合評しました。

(小原)

第1回・夜/詩入門講座[担当:冨上芳秀チューター]に、秋の新入生2名(昼、通教)、修了生2名、一般1名をいれて9名出席。そのうち8名が作品提出。

冨上芳秀・通教部チューターが担当する公開・夜/詩入門講座(秋期1回目)は、今夜6時30分から8時40分まで、9名の出席でおこなわれました【写真】。あらかじめの作品提出は9名からあり、8名が出席。

まず冨上チューターから、谷川雁の詩「毛沢東」「故郷」を引き合いにして、<隠喩>や<呼びかけ>の技法について講義がありました。
その後、提出作品を各自が朗読し、それぞれに冨上チューターや参加者の2、3人が批評をおこないました。その後、有志は飲み会へ。

◎次回の夜/詩入門講座は、12月16日(月)午後6時30分からです。
課題作の締切は、12月7日(土)です。
小説クラスの皆さんもぜひ参加を! 勉強になります。

(小原)