女性作家6人による短編小説集『おひとりさま日和』(双葉文庫)の第2弾が刊行される! 前回(「週末の夜に」)に引き続き咲沢くれはさん<文校修了生/小説推理新人賞受賞>の短編「この扉のむこう」が収められています。
昨年9月に発行された、6人の女性作家によるアンソロジー『おひとりさま日和』(双葉文庫/680円+税)は、1年経って13刷、7万部と大ヒットしています。この9月、同じ6人による第2弾『おひとりさま日和――ささやかな転機』(双葉文庫/700円+税)が刊行されました。
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●『おひとりさま日和』シリーズの第1弾、第2弾ともに作品参加されている咲沢(さきさわ)くれはさんは2002年10月から1年間、大阪文学学校夜間部(飯塚クラス)に在籍、その後1年間休学。その間に文校学生委員会の委員長も務めています。
咲沢さんは2018年に、短編「五年後に」(67枚)で第40回小説推理新人賞(双葉社主催/賞金100万円/応募総数275編)を受賞しています。選考委員は、桜木紫乃、朱川湊人、東山彰良の三氏。その後20年5月に、加筆して80枚にした表題作「五年後に」、『小説推理』(双葉社)に掲載された2編(「渡船場で」「眠るひと」)、書き下ろしの1編(「教室の匂いのなかで」)の計4編を収録した単行本『五年後に』(双葉社/1500円+税)を刊行しています。
そして23年6月、『五年後に』は双葉社から文庫本化(680円+税)されました。巻末には、文芸評論家・池上冬樹さんが7ページに渡って“解説”を書かれています。
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◎2023年10月18日・文校ブログ参照。
◎2023年6月30日・文校ブログ参照。
(小原)
公開講座/昼・文章講座(第3回)のZoom配信のご案内
■■来期からZoom受講の申込方法が変わります。詳細は、こちらをご確認ください■■
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24年春期《公開講座》昼・文章講座(第3回)
9月14日(土)15:00〜17:00
※在校生以外は、事前に視聴料をお支払いいただいた方のみ、視聴可能です。詳細は、4/1文校ブログをご覧ください。
Zoomミーティングに参加する(ミーティング ID: 893 9275 0902 )
https://us02web.zoom.us/j/89392750902
上記リンクをクリックしたあと、『24年春期・学習の手引き』3ページに記載のパスコードを入力すると、視聴することができます。
なお、講座資料のPDFファイルは、下記リンクからダウンロードできます。
テキスト「すきま風の吹く文章を書く」 24年版.pdf
閲覧パスワードは、Zoom視聴用のパスコードと同じです。
開始10分前から入室可能です。
Zoomのビデオレイアウト(画面表示)は「スピーカービュー(アクティブスピーカー)」でご覧ください。
当日の注意事項として以下の2点、ご協力をおねがいします。
1)講師から特に指示がない場合、視聴中はマイクをオフ(ミュート)にしておいてください。
2)視聴時の表示名は、文校に登録されているお名前、または視聴申込みの際のお名前にしておいてください。
【9/2神戸新聞】アスベストセンター賞《文芸部門》を受賞した方政雄さんが大きく紹介される。方さんは24年3月まで9年間、大阪文学学校に在籍されていました。
兵庫県伊丹市の方政雄(パン・ジョンウン)さんは、2015年4月に大阪文学学校昼間部に入学し、休学を挟みながら24年3月まで9年間在籍されています。
その9年間に、2017年「大阪文学学校賞(小説部門)・奨励賞<第3席>」、2018年「部落解放文学賞(小説部門)」、2021年「大阪文学学校賞(小説部門)・佳作<第2席>」、2022年「労働者文学賞」、同年「さきがけ文学賞」《賞金50万円》を受賞しています。
また小説集は、『白い木槿(むくげ)』<新幹社>、『ボクらの叛乱』<兵庫県在日外国人教育研究協議会>、『草むらの小屋』<新幹社>と3冊出しています。
アスベストセンター賞《賞金40万円》を受賞した作品「光る細い刺」は、『白い木槿』に収められていたものです。
(小原)
昨夕(9/11)の朝日新聞・・・文化面<2面>に“文校・秋期生募集”の記事
《秋期13人目の新入生》大阪市の34歳女性が、昼間部・小説クラス(土曜)へ。
今日の午前中に、事前にメールや電話での問い合わせのなかった大阪市の女性から、オンラインで「入学申込書」がとどいていました。おそらく、文校のHPをご覧になって入学を決断されたのでしょう。
「入学申込書」の中の“入学のきっかけや書きたいテーマなど”の欄には、次のように記されていました。
【学生の頃に存在を知り、いつか通ってみたいなぁと憧れがあったからです。かきたいけれど、かきたいことはよく分かりません。】
また、文校のことは【田辺聖子の略歴で知りました】とのことです。
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今日の夕方、“入学歓迎”のメールを出しました。
さっそく学費も納入されていることにたいし謝意を伝えたあと、「いまから、書くことにとりかかり、推敲をかさねて、自分にとって満足のいく作品に仕上げてください。これからの一年間あまり、頑張ってください。」と結びました。
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50分後、女性から返信メールがありました。
そこには、「今からとても緊張しております。頑張りたいと思います。」という一文がありました。
(小原)